至福のシフク♪ひとつ目

仕覆1

平塚です。

シフクってご存知でしょうか?

私服?至福?紙幅?
いえいえ、仕覆が正解です♪

茶道をされている方はご存知だと思いますが、
仕覆とは茶入や茶碗などの茶道具類を入れる袋のことです。

仕覆には名物裂(めいぶつきれ)と呼ばれる高級織物が使用され、
絹織物(金襴や緞子)、綿織物(更紗)、染織物などがその代表となります。

茶入や茶碗に合わせて作るので、いわば一点物!
茶事や茶席では茶入や茶杓とともに客の拝見に供される重要な役目を持ちます。

この度、仕覆のご依頼がありクチブエが担当させていただきました。

ご依頼はふたつ。
茶道具の正式な数え方なら二口(にく)というべきでしょうか。

まずひとつ目。
修学院離宮での茶事でお披露目された仕覆からご紹介。

それがこちら。
仕覆青色1
表地に使用したのは、網代文様の更紗。
こちらはご依頼者様がお選びになった布。
年代物の古裂ならではの味わい深さが魅力です。

緒は少し細めの、青色のものを合わせました。

仕覆青色2
両横からの姿。
同じ文様ですが、左右で表情がガラッと変わります。
穏やかに裂の文様を楽しむ面。
大胆な変化を楽しむ面。
見る人によって捉え方が変わる、そんな面白さを含んでいるように思います。

仕覆青色3
大胆に変化している側は、こんな感じです。
地色が灰色から水色になっているのですね。
律儀に定規で引いたであろう線、一本一本の魅力的なこと!
年代を経て染料が剥がれ落ちているのも、なんとも良い景色です。

仕覆青色4
内布には水縹色の着物地を使用しました。
少し形は違いますが表地同様、こちらも網代文様です。
文様の縁取り部分は、見る角度で印象が変わります。

つがり糸には、青と白の二色で撚ったものを。
緒、つがり糸、内布共に正絹で、独特の輝きを放っています♪

底部分は、仕覆の東西南北を意識するように、柄の中心をトリミング。
もちろん縫い付ける向きも斜めにズレてしまわないよう、慎重に〜!

仕覆青色5
そんな仕覆の持ち主は、こちらの茶入さま。
お気に召していただけたでしょうか?


自由に制作してほしいとのご依頼でもありましたので、
伝統を踏まえ、そして新しいことを取り入れ、クチブエらしく制作させていただきました。

後日、茶事で好評だったとメールをいただき嬉しく思っています。
ご依頼ありがとうございました♪

こちらの仕覆、クリーマの『くちぶえ和手』の展示ページにも掲載しています。
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くちぶえ和手(クリーマ店)
『展示』茶入の仕覆・網代紋更紗
http://www.creema.jp/exhibits/show/id/2296175
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